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今年最終の遠距離取材ということで、岩瀬と高岡に行く予定で富山に向かったのですが、富山駅に着いたらちょうど越中八尾を通る高山本線の列車が来ていて、突然気が変わり、八尾まで足を伸ばしてきました。

事前にほとんど情報を調べてこなかったので、越中八尾の駅に着いてからどこへ行けば良いのかさっぱりわからず、呆然としましたが(実は、駅から八尾の中心まではかなり遠い)なんとかたどり着けました。思っていたよりもずっと規模の大きな町で、古い町並みの中心ともいえる諏訪町通りの景観は、近年かなり整備したような感じがあるとはいえ、なかなか見事なものでした。
それにしても、石垣の上にそびえるようなこの町の風景、坂の下から眺めるとなんとも迫力があります。



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まちなみ街道の町並み写真館に、「奈半利」を掲載しました。今年の新規掲載は、多分これがラスト。月に1回の新規掲載と、それ以外の内容更新もちょこちょこできて、まずまずのペースの1年だったかな。「小さな町並み」があんまり載せられなかったけど。取材のほうも、東北に初めて行けたし。

奈半利は、去年の夏に安芸・吉良川と一緒に取材した町並みですが、室戸岬も含めて、とにかく遥かに遠い場所という印象が残っています。暑くて、夏空が見事で、忘れられない取材行です。



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町並み写真館の解説文中でも触れた、魚梁瀬森林鉄道の線路跡。見事な高架橋だ。
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初代デジカメに引き続き、気に入って使っていたOptio330だったのだが(オートフォーカスが少々合いにくいという不満はあったが)、瀬戸内方面に旅行に出かけた際、姫路駅のホームで落としてしまった。幸い、遺失物として届けられていたために手元に帰ってきたのだが、その際の衝撃のせいか、レンズが時々引っ込まなくなるというトラブルが出るようになった。

まあ、それでも使えないわけじゃないしと思ってしばらくそのまま使っていたのだが、ある日電気店で見かけたカメラが突然気に入ってしまい、一週間ほど悩んだ末に買ってしまうことになった。これが3代目のデジカメとなった、ニコンのCoolpix5700なのである。2代目のOptio330を買ってから、ほぼ2年後(2003年11月)だった。初代機も2年間使っているので、まあそんなサイクルかなとも思った。

この当時の、レンズ一体型デジカメとしてはとにかくハイエンドになる機種で、8倍ズームのレンズには、高級なEDレンズが使われている。カタログにも、「デジタル一眼並みのレスポンス」などと無茶なことが麗々しく謳われていた。すでに、初代のEOS Kiss Digittalが登場していて、一般の人でもデジタル一眼を買えるようになりつつはあったが、この時点ではまだまだ普及はしていなかった。今見ると、一眼に比べれば随分小さいのだが、その時はものすごく立派なカメラを買った気分で、当分これを使うだろうなと思ったものである。実際、当時のKissDigitalなんかと比べると、はるかに造りは良かった。

とりあえず、色々撮ってみると、これがまあそれまでのデジカメとは全く次元の違う写りで、まさに目からウロコ。この時から、まちなみ街道に掲載した写真の撮り直しというのを始める事になった。これを買ったことで、それまでさして興味のなかったカメラに、たちまちに凝るようになって行く。ワイコンなどを買ってきて、広角撮影の便利さにも気づくことになった。
それから間もなく、同じニコンから大ヒット機、D70が発売される。KissDigitalをたちまち追い抜いてデジタル一眼のベストセラーとなるこの機種を、やがて僕は買うことになる。結局、5700がメイン機だったのは、1年ほどの間だけということになった。




買って間もなく、試し撮りをした写真。それまでのデジカメと違って、ちゃんと「写真」になっているのに驚いた。
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